中学受験 社会:お勧めの勉強法と問題集&参考書

中学受験の社会の勉強法は、①受験勉強をスタートさせる前から歴史漫画を読み、②小学校の履修内容を先取り学習で早々に終わらせ、③一問一答問題集で頻出問題を効率的に暗記し、④過去問を使った問題集で実戦練習をすることです。

特に②の一問一答問題集で頻出事項を確実に暗記する学習が中学受験の社会の勉強法の中で最も重要となります。

以下が中学受験対応のおすすめ社会の問題集と参考書です。下から順に進めて行くように並べてあります。※括弧内の偏差値は四谷大塚基準

 

最難関に挑む:『特進クラスの社会』

典型的な問題に対する中学受験の定番問題集であった「中学入試最高水準問題集」の後継本です。難関校以上の過去問から良問が出題されており、解説も詳しい素晴らしい問題集です。

この問題集の良い所は難関校、超難関校と問題が難易度別に分かれていて、さらにその中で「頻出」、「難問」、「新傾向」と問題が区別されていること。偏差値55近辺の志望校ならば「頻出」だけを学習するなど、効率的に学習ができます。

全て過去問から掲載されており、難関校であれば「青山学院」、「海城」、「豊島岡」、「浅野」、「清風」、「学習院」、「四天王寺」、「早稲田実業」など、超難関校であれば「慶應」、「桜蔭」、「駒場東邦」、「雙葉」、「筑駒」、「開成」、「渋幕」、「女子学院」などから出題されています。

我が家は難関校レベルの難問以外の問題を中学入試本番前の一月から最後の仕上げとして使用し、間違えた問題を徹底的に復習。使用期間は3週間程。平行して受験校の過去問を毎日解きまくり、最終的には志望校であった御三家の社会の平均点がぎりぎり取れるようになりました。最後の一冊としてお勧めの問題集です。

  • 対象: 中学受験を目指す6年生
  • 目的: 難度の高い問題対策
  • 難易度:偏差値55以上の中学受験
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素晴らしい問題集ですが、果たしてこの問題集を使えるほど時間が余るか?が問題。始めて中学受験に挑戦した上の子の家庭学習ではこの前身の「中学入試最高水準問題集」まで踏み込みましたが、やり切ることなく時間切れ。下の子は入試直前3週間学校を休み時間を捻出しました。偏差値55以下の学校ならここまでやる必要なく、他の教科の学習に時間を費やした方が合格に近づけるでしょう。

 

一番成績が上がった:『偏差値63を確実にとる! 実力突破 社会』

社会の問題集の中で成績の向上が一番感じられた問題集です。過去問から出題される本格的な問題集の中でも取っ付きやすい順に『でる順』、『中学入試の最重要問題』と攻めてみましたが、その2冊だけでは問題数が足りないのでしょう。効率的な学習が出来たには違いありませんが、偏差値60 overを志望校にした下の子レベルには全然届きませんでした(ちなみに上の子は『中学入試の最重要問題』迄で偏差値58に合格)。

そこで新たに探してきたのがこの『偏差値63を確実にとる! 実力突破 社会』。これにしたポイントは対象とした偏差値のレベルです。『でる順』、『中学入試の最重要問題』よりレベルが高いですが、『特進クラスの社会』程難しくはなく、ここまで学習を進めてきた子供には丁度良いレベル。また、その問題集の中にも「実力強化編」、「応用力強化編」、「入試実戦編」とステップ・バイ・ステップで学習できるようレベルが細かく分かれているのも良いです。

解説が丁寧にされていること、問題数も『でる順』、『中学入試の最重要問題』より多いのも素晴らしい。11月の第二週から学習を開始し、ひと月ほどで一週目を全て終了。四谷の合否判定テストの偏差値が9月54→10月44→11月56→12月60となり、志望校までまだ届かないものの、入試本番に向けて子供のやる気をさらに高める結果がでました。満足しているので良いですが、『偏差値63を確実にとる! 』は首都圏模試の偏差値のことを言っているか、それとも誇大広告かなのか???

  • 対象: 中学受験を目指す6年生
  • 目的: 標準的な問題への対策
  • 難易度:偏差値60迄の中学受験
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時事問題対策:『重大ニュース』と『ニュース最前線』

10月の終盤~11月上旬にかけてになると各社から時事問題対策の問題集が一斉に出版されます。以下の理由により必ず時事問題集を使った学習をした方が良いでしょう。

  • その年のイベントに関連した分野から入試問題が作られることが多く、出題率の高い学習事項をピンポイントでおさらいできる。
  • 本質的にはそれ程重要じゃないけれども、世の中の動きに関心を持っているかを問う入試問題への対応
  • 法律の改正や最新の貿易統計など、所持している問題集や参考書の情報が古くなっている個所の修正

 

時事問題の問題集はサピックス、四谷大塚、日能研、栄光ゼミナール、学研などから出版されますが、イベント毎に『解説』→『基本問題』→『発展問題』と学習しやすい構成になっており、かつ最後に『予想問題』で出題形式を意識した勉強ができる四谷大塚の『ニュース最前線』がベストです。

じゃ、これ一冊で時事問題対策は十分か?となると、他の学習と同じくそう簡単ではありません。少なくとも我が家の場合は一冊の問題集だけではまず充分なレベルに仕上がることはなく、同じ内容でも切り口を変えた問題にも取り組んで初めて成果がでる子なので、四谷のニュース最前線では手薄だった理科の時事問題が一番充実している栄光ゼミナールの『重大ニュース』を二冊目に選びました。

このの問題集は『キーワードチェック』→『入試予想総合問題』という流れ。『キーワードチェック』は四谷大塚の『ニュース最前線』の基本問題と被る部分が多々あったり、そんな事聞かれるか?と思うような問題もありますが、その年のイベントにからめて出題される入試問題を予想した『入試総合問題』は四谷の問題集と被ることなく大変秀逸で、その年の出題率が高そうな分野をピンポイントでおさらいすることに適しています。

 

過去問で受験対策:『中学入試の最重要問題 社会』

偏差値55まであればここまでで充分。家庭学習100%の上の子の中学受験勉強においては、点数配分が低く暗記中心の社会にそんなに時間をかけられないのでここまでで打ち切り。

この問題集は入試における出題率が記載されており、効率よく最後の仕上げができるような作りになっている構成が素晴らしい。問題は実際の過去問から出題されています。参考までに出題率の高い順に並んでいる上から5章だけを記述すると以下のとおり(括弧内の数字は出題率)。

  • 地理(全10章):日本の国土(74%)、日本の諸地域(66%)、農林業(64%)、工業/公害(56%)、運輸/通信/貿易(55%)、他
  • 歴史(全9章):江戸(77%)、明治~大正(72%)、奈良~平安(72%)、弥生から古墳/飛鳥(63%)、昭和(60%)、他
  • 公民(全6章):国際社会と日本(79%)、三権分立(65%)、日本国憲法(47%)、政党政治と選挙(39%)、世界の中の日本(28%)、他

また、上述の項目の中でさらに出題率が高い順に問題が分類されています。例えば地理の日本の国土の章では、山地/川/平地(55%)、海岸とまわりの海(45%)、日本の位置/面積(25%)の3テーマが出題率の高い順として並んでいます。

中学受験本番に間に合わない(((( ;゚д゚))))アワワワワ、、、という状況になってしまった場合、出題率の高い個所から優先して学習し、効率的に点数の上積みを狙うという勉強法にも使えます。

  • 対象: 中学受験を目指す6年生
  • 目的: 標準的な問題への対策
  • 難易度:偏差値55迄の中学受験

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過去問で受験対策:『でる順 社会 合格への1001問』

ひと通りの基礎学習が終わったら実際の入試問題を使って中学受験本番対策に入りましょう。過去問をつかった学習ができる問題集で使いやすい問題集は『出る順』と上述の『中学入試の最重要問題』。『でる順』の方が問題数が絞られています(=より重要な問題から学習できる)ので、こちらから先に学習をするのがお勧めです。

上の子の中学受験では『問題集一冊終われば一段高いレベルの問題集で学習(同じレベルの問題集を2冊やる必要ない)』という勉強法をとっていましたが、問題集が変わると学習した内容ですら解けなかった上の子の体験と、サピックスに通った下の子が毎回とんでもない量の宿題をやらされていた下の子の体験から、最低2冊の問題集で学習しないと、その問題集で目標としているレベル迄到達しないことを身をもって学んでます(社会だけでなく、全ての教科に共通)。

そうは言っても中学受験本番まで時間は限られている中で何をするか?というと『問題集のレベルを上げる』より『学習したレベルで確実に点を取りに行く』方を優先する勉強法の方が成績向上につながります。

『でる順 社会』のページ構成はでる順毎に章が分かれており、章毎に参考書的まとめが1ページ、重要用語の一問一答式問題が1ページ、その下に出る順に並セクションが並べられています。『中学入試の最重要問題 社会』と構成はほぼ同じ。

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基礎を確実にする:『メモリーチェック 社会』

中学受験 社会の勉強法⑤:同じ様な問題を問い方を変えて2度は学習する

サピックスの中学受験向け基礎学習問題集がコアプラスですが、メモリーチェックは日能研から出ている同じ目的の問題集です。どちらをやれば良いというものでもなく、両方やってください。やらせれば分かりますが、どちらかの学習を終えていても相当解けない問題があります。場所で答えを丸暗記してしまうのか、少しでも質問のされ方が変わると対応できないのか?不明ですが、似たような問題も解けません。。。

『一冊の問題集で間違いがなくなる迄繰り返しやり、できたら一段高いレベルの問題集をやる』というよく言われる勉強法がありますが、家庭学習で中学受験を目指す家庭では注意しなければいけない勉強法です。

市販の中学受験の問題集は150ページ程度で一科目の中学受験の全範囲をカバーしています。一冊の問題集に同じような問題は2つとなく、勉強量としては圧倒的に不足です。『同じような問題を何度もやって初めて実力となる』ということを勉強法の反映させることが重要となります。

塾に行かせればわかりますが、進学塾の勉強法は山ほど宿題を与えて何度も何度も勉強させます。多すぎてついていけないのが問題ですが、家庭学習勉強法においても最低2回は同じような問題を解くことが必要だと思います。

コアプラスとメモリーチェックの違いは以下のとおり。

  • コアプラス:一問一答方式。問題数が720問と多い。毎年出版されるものではないので資料が古い。
  • メモリーチェック:文章の中にある幾つかの空欄を補充する方式。ページの半分を参考書のような「要点のまとめ」に割かれており問題数が少ない。毎年データを最新に洗い替えて7月末に出版される。

メモリーチェックは受験する年度に出版されるものを使いたいので、先にサピックスで基礎学習を終えた後、メモリーチェックに進むと良いでしょう。社会だけは、最新の問題集を使った学習が必須となります。

偏差値50迄の学校であればここまでしっかり学習できていれば、後は受験校の過去問にあたる勉強法でなんとかなるでしょう。それほど出題されそうな問題がこの2冊で広く網羅されています。

  • 対象: 中学受験を目指す6年生
  • 目的: 基礎的暗記問題の学習
  • 難易度:偏差値50迄の中学受験

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基礎を学習:『社会コアプラス』

中学受験 社会の勉強法④:基礎となる頻出問題は確実にマスターする

同様の中学受験向け問題集でメモリーチェックが有名ですが、答えを赤フィルで隠しながら使える暗記テキストはコアプラスだけ。『メモリーチェック』も『丸まる要点ノート』も使ってみましたが、暗記用に使える問題集としてはコアプラスが一番使いやすいです。使いやすさは コアプラス>メモリーチェック>丸まる要点ノートの順。(『メモリーチェック』と『丸まる要点ノート』はその後ゴミ箱行き (ノД`)シクシク。)

社会の受験勉強の中心となる問題集であり、ここに出てくる暗記事項をどれ程覚えることができるかでテストの点が変わります。より重要な問題には★マークがついていますが、★マークがついていない問題も覚えておかないとまずい基礎的知識。歴史、地理、公民のすべてをカバーしており、重要知識660問と発展知識60問から構成されています。発展知識まで含めて全部解けるよう様な子なら偏差値60は超えてくると思います。志望校のレベルによっては、発展問題まで全部暗記する必要はありません。この辺の取捨選択はメモリーチェックも同じこと。

偏差値55程度の学校志望であれば『丸まる要点ノート』がレベル的に調度良いのですが、こちらは暗記用問題集というより、単なる問題集。暗記用『単語帳』のような使い方ができません。社会の暗記勉強を机に向かって問題集を広げてやる時間などなく、お風呂やトイレの時間、または電車に乗っている移動時間に社会の暗記をやっつけるとしたら、コアプラスしかありません。中学受験生は机に向かって社会の暗記問題の勉強をするほど暇でないことを出版社の人達は分かっているのだろうか?

使用上の注意事項が一点。この問題集一冊で中学受験の社会で求められる基本事項は全てカバーされていると言える内容ですが、この一冊を繰り返し学習しても恐らく基本事項が完璧になることはありません。サピックスではこの問題集の他に山ほどプリント問題が配布され、違う表現で同じ事項を何度も学習することで理解を確かなものにしていく、という勉強法をとっています。家庭学習にもこの「違う表現で同じ事項を何度も学習」する勉強法を取り入れなければ理解を確かなものにすることはできません。この意味で『コアプラス』終了後は『メモリーチェック』で学習し直すのがお勧めの勉強法です。

  • 対象: 中学受験を目指す5、6年生
  • 目的: 基礎的暗記問題の学習
  • 難易度:偏差値50迄の中学受験

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同じサピックスから「年表トレーニング帳」と「白地図トレーニング帳」という問題集も出ています。コアプラスをさらに分野別に深堀した問題集であり、全くお勧めできません。例えば年表であれば、それぞれのイベントにおいて年号もしくはイベント名が空欄になっている年表で埋め尽くされている訳ですが、難しすぎて歯が立ちません。上の子は御三家の過去問において社会で平均点はとれるようになりましたが、その段階でも歯が立ちませんでした。細かすぎるし面白味が無さすぎます。白地図も同じ。ひたすら空港とか道路の名前、鉄鋼業の盛んな都市名を暗記させられるような暗記問題集で偏差値65以下の子供には時間の無駄となるでしょう。



 

先取り学習:『くもんの社会集中学習』

中学受験 社会の勉強法③:6年生終わり迄の先取り学習をできるだけ早く終わらせる

問題を解きながら学習できる形式であり、自学用として受験の為の先取り学習に最適の問題集です。カバー範囲は歴史と公民の全て。見開きページの左上の部分で学習事項の説明がされており、残りの部分に記載されている問題をつきながら学習するページ構成になっています。

塾では5年の終わり迄に地理と歴史を終わらせ、6年の夏休み前までに公民を含めた6年の全てのカリキュラムが終了しますので、本来なら5年生から始めていたい問題集。

この問題集で1つの単元を終了したら、上記コアプラスで同じ単元の暗記問題に取り組む勉強法が良いでしょう。

まずはこの『くもんの集中学習』と『コアプラス』を併用した学習を6年生の夏休み明けまでには終わらせることを目安としましょう。

  • 対象: 中学受験の5年/全ての6年
  • 目的: 先取学習/学校の授業対応
  • 難易度:易しい

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参考書を効果的に使う:『特進クラスの社会』と『わかる!できる!応用自在 社会』

中学受験 社会の勉強法②:勉強の効率を最大化する

理科の場合参考書は1冊で事足りますが、中学受験をする場合、社会の問題集は『特進クラスの社会』と『わかる!できる!応用自在 社会』の2冊が必要になります。それぞれの特徴は以下の通り。

応用自在:    中学受験の社会で問われる写真、地図、絵、データが多様されており、一行すべてが文字で埋め尽くされる個所が見当たりません。これ、凄く重要で、コレゆえにページが見やすく、小学生にとっつきやすい構成。一言でいえば目に優しく、読みたくなる参考書です。メインの参考書として使用し、学習単元の予習としてざっと目を通す使い方をする際に最適な参考書といえるでしょう。

特進クラス: 中学受験の社会で出題される人物や出来事は非常に多いです。偏差値の低い大学の受験より多いです。その都度、知らないことが出て来たら都度参考書を使って調べる必要がありますが、『応用自在』や『自由自在』の索引は首をかしげるほど索引数が少ない。唯一この特進クラスだけが実用に耐える索引を備えています。参考までに索引に乗っている『そ』から始まる単語は以下のとおり。

祖、騒音、霜害、倉庫業、宋書倭国伝、宋銭、総選挙、造船業、曹洞宗、総務省、草木灰、宗谷岬、ソウル、蘇我氏、蘇我入鹿、蘇我馬子、蘇我蝦夷、促成栽培、束帯、そ鋼、租税、そば、ソビエト連邦、そめ物、尊王攘夷運動、孫文

応用自在で載っているのは?ということになると、赤字にした「促成栽培」のみで、調べものができない参考書ということが分かります。じゃ、応用自在だけ使えばいいんでは?となりますが、特進クラスは他の2冊の参考書と比較し、大学受験の参考書か?と見紛うような小学生には敷居が高いページ構成。細かい文字で埋め尽くされているページが多く読む気が起こりません ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?。。。。

ということで、予習用で『応用自在』を使い、調べ物で『特進クラス』を使うのが最も学習効率が高くなりますし、中学受験をするからには両方揃えるのが必須だと思います(ちなみに理科では『応用自在』一択)。

  • 対象: 中学受験の4年,5年,6年生
  • 目的: 参考書として活用
  • 難易度:普通

 

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学習漫画を中学受験に活用する

中学受験 社会の勉強法①:学習漫画を活用し、机の前以外でも勉強できる手段を持つ

中学受験の社会の勉強において学習漫画は必須アイテムで、楽して成績を上げるのも立派な勉強法の一つです。

歴史のお勧めの受験勉強方法は、歴史漫画を活用しテストに出る問題を自然に覚える事で暗記学習の苦痛を軽減することと、なぜ歴史がそのように動いたか『時代の背景』を理解する事。そして一番大事なことは、歴史を好きになり学習事項に興味を持つことです。『風雲児たち』、『その時歴史が動いた』、『まんが日本の歴史』が大いに威力を発揮します。

歴史ほどではありませんが、地理・公民も役に立つ学習漫画があります。本格的な受験勉強に入り無味乾燥な暗記で悪戦苦闘する前に、『ドラえもんの社会おもしろ攻略』と『中学入試まんが攻略BON!』を読んでおくとその後の机に向かった勉強がずっと楽になります。

我が家では受験前日まで、我が家ではお風呂やトイレの時間に子供が楽しみとしてこれらの漫画を読んでいましたし、高校生になった今でも『風雲児たち』と『その時歴史が動いた』は読んでいます。

受験にも役立つおすすめの面白い歴史漫画のページと地理・公民の学習漫画のページに詳細を書いています。

 

中学受験の社会の勉強法 まとめ

中学受験 社会の一番のおすすめの勉強法は漫画で歴史の流れをつかむ学習を早い時期にスタートさせることです。『風雲児たち』や『日本の歴史』などを三年生ぐらいから子どもに与えておくとよいでしょう。

5年生になると、さすがにそんな悠長なこともやっていられなくなり、『社会コアプラス』などでひたすら暗記学習をする勉強法に切り替えるわけですが、歴史の流れの理解、もしくは暗記事項に興味のない子どもが、何百個も無味乾燥な暗記ができると期待しない方がよいです。

歴史だけでなく、地理にしても公民にしても社会はひたすら暗記の教科。4年生から先取り学習と併せて、徹底的に基礎事項の暗記に努めるのが最善の勉強法となります。

その為に最適な問題集が『コアプラス』と『メモリーチェック』。サピックスと日能研の塾生が使う基礎学習用の問題集ですが、我が家の場合だと『コアプラス』を5回異常反復学習しても『メモリーチェック』の正解率は6割程度です。これは『メモリーチェック』が難しいという事ではなく、問題の聞かれ方が違うと薄っぺらな暗記では対処できないということを意味しています。2冊併用して基礎をしっかり固めましょう。

中学受験の勉強の中で一番手こずったのは社会の漢字です。小学校では習わない漢字でも、難しい人物の名前とか地名を漢字で書かなければ○はもらえません (;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!。

ここで非常に時間を食うわけですが、塾無しで中学受験する方は受験において社会の点数配分が低いからといって社会の学習を軽く考えず、4年生からしっかり学習をさせてください。

  • 中学受験 社会の勉強法①:学習漫画を活用し、机の前以外でも勉強できる手段を持つ
  • 中学受験 社会の勉強法②:勉強の効率を最大化する
  • 中学受験 社会の勉強法③:6年生終わり迄の先取り学習をできるだけ早く終わらせる
  • 中学受験 社会の勉強法④:基礎となる頻出問題は確実にマスターする
  • 中学受験 社会の勉強法⑤:同じ様な問題を問い方を変えて2度は学習する

上記で残された時間の許す限り中学入試レベルの問題集をやり、最後は志望校の過去問で仕上げるのが、家庭学習でおすすめする勉強法です。