中学受験で成功する為に2週間前から本番迄に気を付けること
学習の量もコントロールします。
中学受験に立ち向かう子どもにとっては当然初めての経験ですし、親にとっても初めての経験という人がほとんどのはず。経験からですが、本番に向けて以下のような心構えが必要かと。
本番2週間前: 風邪をひかせない、ストレスをためさせない、疲れさせない
中学入試2週間前まできたら、『勉強』より『体調管理』を優先させましょう。
風邪を引かないように気を使っていましたが、試験一週間前に風邪を引いてしまいました。本番もそれがひきづり、洟が出て明らかにベストでない状態。お陰で落としてはいけない初日と2日目が不合格で最悪のスタートとなってしまいました。
風邪は引くときは引いてしまうもの。神経質になってもしょうがないですが、本番が近くなって睡眠時間を削って勉強をしても成果はしれていますから、睡眠時間は充分に取らせましょう。
本番1週間前: 自信を持たせる勉強に切り替える
試験が近づいてきたら徐々に問題を簡単にし、本人に自信をつけさせましょう。「まだあれも出来ない、これも出来ない」と本人が思いながら本番に臨んでもロクなことにはなりません。
また、試験前日までに切よく学習が終わるよう、学習の量もコントロールします。「これで中学受験の準備は完璧」と子どもに思わせます。「まだあれもやってない、これもやってない」という思いをもって本番に望んでは焦って実力が出し切れません。
中学受験の一番大事な日は第一志望をぶつける2月1日です。少なくとも初日は「いける気がする」と志望校を飲む気持ちを持たせて入試会場に送り出しましょう。
本番前日: 当日不安になることが内容、入念な準備をする
前日の最優先すべきは勉強ではなく、以下のポイントです。時間が余れば漢字やメモリーチェックで昔間違えた問題を見直すぐらいで丁度良いと思います。
- 実施要項をよく読んで持ち物チェックをする。
- (親が)学校までの下見を行い、電車トラブルがあっても対応できるよう考えておく。
- 運動をし、緊張をときほぐし、心身ともにリフレッシュさせる。
- テスト本番で気をつけるべきポイントをしっかり意識させる。(数字を汚く書かない、物語文で一部分だけから判断し全体の流れに合致しない答えを書かない 等)
- 夕食は消化に良いものにする
- 早く寝る
本番初日: 周りの雰囲気に飲まれないこと
受験会場へ向かうまでの間、鬱陶しがられても、無理やり子どもをリラックスさせましょう。
受験会場にはあらゆる塾が人員を総動員してのぼりを立てて自分の塾の生徒を激励します。これはその塾の生徒以外(特に応援団がいない家庭学習組)には迷惑でしかなく、これに飲まれてはおしまいです。何かアホはことやってるね~、くらいで笑いながら受験会場に入っていければベストです。
軽く運動などして体のバイオリズムを上げてから万全の体調でゆとりをもって試験会場に向かへればベストです。
本番2日目以降: 失敗しても最後まで諦めない
実はここからが本番。いくら子供を調子に乗せたところで出来ないものは出来ません。大事なことは、最後まで挑戦し続ける姿勢を保たせることです。
とはいえ、初日のテスト終了後に子供に働きかけても通用しません。中学入試を受けるずっと前から、『受かることもあれば滑ることもある』、『合否より頑張った経験が次につながる』と、長期戦前提のマインドコントロールをしておくことです。
中学受験の難易度は中学受験の初日が一番低く、段々と日が立つに連れて難易度が上がっていきます。その中で不合格が続くと心理的なインパクト相当なものがありますが、決して諦めさせない事が大事。何回も試験を受けていれば、たまたま出来る問題が多く出題されることもあるわけで、やってみなければ分かりません。
現に我が家は3連敗の後、2連勝です。失敗が先行した場合、子供がプレッシャーに押しつぶされないよう気を楽にさせてあげること大事です。