小学5年生 国語:お勧めの勉強法と問題集

小学5年生の国語の勉強法は、①先取り学習により一通りの漢字学習を終わらせること、②語彙を増やすこと、③解法ルールを意識した読解練習をすること、が重要です。

中学受験をする場合は5年生の2学期あたりから5年生向けの問題集でない、中学受験対策問題集を始めても良い時期です。

以下が小学5年生のおすすめの国語の問題集です。下から順に進めて行くように並べてあります。

 

中学入試 でる順過去問 ことわざ・語句・文法

これ一冊で中学入試のことわざ・語句・文法は十分。漢字同様点を取りやすい分野の為、何度も繰り返し、6年生の夏休み終了までには完璧にしておきたいです。6年から始めても遅すぎはしないが、6年生の勉強量を考えるとできれば5年生からとりかかりたいところ。

下に紹介してある難語2000を片付けたら代わりにこちらを毎日少しずつ学習すると良いです。

定番の問題集ですが、どれ程漏れ無く学習できるかで点数に差が出て来ます。

  • 対象: 中学受験を目指す5~6年生
  • 目的: ことわざ・文法の学習
  • 難易度:普通

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ウイニングステップ国語 (小学5年)

日能研が出している問題集です。中学受験向け問題集として、学年別に学習内容が別れている問題集が他になく、5年生が塾でやっている学習ペースを知るのに最適な問題集。

ページの立て付けが子供にとっつきやすく、6年生用の受験問題集を使用する前に使える最高の問題集だと思います。文学的文章編と説明的文章編に分かれています。

  • 対象: 全ての5年生
  • 目的: 読解解法テクニックの実践
  • 難易度:普通

 

受験国語の読解テクニック

定番。読解の解法がわかりやすく説明されており、解法を説く参考書としてはNo.1と思われます(問題集の最強は↓の『読解の基礎』)。解法も正攻法かつシンプルなものです。

他の問題集で読解問題の演習を本格的にとりかかる前に親も一緒に学習することで、子供の回答が正しいか、どのポイントが含まれているべきか、それをどう見つけるのか?という読解問題の指導に役立つ参考書です。

国語は子供が一人で勉強しずらい科目であり、解答のポイントがわかっていないと解答があっているのか間違っているのかさえ、子どもにはわからないものです。この参考書は親も読んでください。子供の指導に大いに役立ちます。

  • 対象: 全ての5年生
  • 目的: 読解テクニックの習得
  • 難易度:易しい

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啓明舎が紡ぐ小学国語読解の基礎―3年~5年向け

解答する上の注意点が詳しく解説されている、国語の受験勉強の最初の一冊です。3シリーズになっている初級編ですが、6年生にも充分通用する内容です。4年生までにこの問題集で勉強していないのならば、遅くとも5年生には終わらせておきたいところ。

中学受験読解問題のレベルアップに役立った問題集をどれか一冊挙げろといわれれば、この問題集がその一冊となります。

『理由を聞かれているので、回答は「~だから」で終えること』など、ありとあらゆる解答のルールを明確に叩き込んでくれます。こういったルールをしっかり学んでおかないと、いくら読解問題を解いたところで国語の成績は上がりません。

有名シリーズでないので大型書店かネット以外では買えません。この問題集にたどり着いた人は相当問題集探しに時間をかけた人だけでしょう。

  • 対象: 全ての4年生、5年生
  • 目的: 読解問題解法ルールの習得
  • 難易度:易しい

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ふくしま式問題集

受験勉強という程のものではないが、やっておいて損はない問題集です。受験のテクニックというより、「言葉遊び」のような問題をドリル形式で解いていく中で論理的な考え方を身につけ、国語の基礎力をつけることに主眼が置かれています。4年生でも充分できる内容。

「偏差値20アップは当たり前」というサブタイトルがついているが、さすがにそれを期待するのは無理だろうと思います。内容は良いものの、問題数が少なすぎてこの問題集だけでは学習した内容を使いこなせる迄には至らないと思います。

有名著者による有名シリーズでどこの書店でも入手でき、amazonのユーザーレビューでも大絶賛している人が多いですが、上述の『啓明舎が紡ぐ小学国語読解』の方が国語の成績向上に直結するはずです。

とはいえ、他の教科と違い国語の問題集はどれもひと月もあれば終わってしまいます。部活もやっていたうちの子供でさえ、このHPにのせてある全ての問題集の他に別段優れている訳でもない問題集を何冊もやったくらいなので、使うべき問題集にこの2冊を加えておくと良いでしょう。

  • 対象: 全ての4年生、5年生
  • 目的: 国語基礎力の強化
  • 難易度:易しい

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中学受験必須難語600 (4年生から難語2000を学習しなかった場合のみ)

文章問題をこなすうちに徐々に難しい言葉を覚えていくかと思っていたのですが、次から次に知らない単語が出てきて辞書引く時間が結構時間を浪費していることを発見 ヾ(・∀・;)オイオイ。その対策として言葉を集中して学習する本を探したところこの本に行きつきました。結構定番の様です。

うちの子の場合、一冊学習した後に偏差値が5上がりました。知っている単語の数が増えると、明らかに成績がアップします。逆に言えば、文章問題や解き方のテクニックを勉強しているのに、読解の成績が上がらない場合は語彙力の欠如を疑った方が良いです。

なるべく早いタイミングでこの本の学習を終わらせ、読解問題の勉強の効率を上げておきましょう。

この本の兄弟バージョンに難語2000がありますが、5年生からだと他にもやるべき事が山ほどあることからコンパクトにまとまっている難語600の方での学習をお勧めします。最初の2ページ乗っている言葉を参考までに書き出すと『高飛車』、『エンジニア』、『水臭い』、『生半可』、『応酬』、『煮詰まる』、『生かじり』、『生返事』、『受難』、『不びん』。ほとんど知っている子供ならやる必要がないですが、殆ど知っている子供は少数派だろうと思います。

  • 対象: 全ての4年、5年、6年生
  • 目的: 語彙力の強化
  • 難易度:基本だが量が多い

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学習漫画を使った『ことわざ』、『慣用句』、『四文字熟語』の学習

ことわざ、慣用句、四文字熟語などは、その意味をひたすら『暗記』するのではなく、それが利用されるシーンまで含めて理解し、その使い方を『定着』させるのが王道の学習方法です。

普通は日々の生活の中で時間をかけて身につけていくものですが、それを短期的に学習しなければいけない小学生にとって、最良の学習方法は無味乾燥な暗記でなく、日常生活で体験するであろうシーンをストーリの中で自然とおぼえていくことです。学習漫画の効用は非常に大きく、実際に子供に使用させて大変威力を発揮した学習教材の1つです。

ドラえもんの国語おもしろ攻略』、『中学入試まんが攻略BON!』、『ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ』がおすすめです。漫画だからといって侮ることなかれ。得られる知識は中学受験レベルです。

詳しくは国語の学習漫画のページに書きましたので参考にしてください。

 



 

効率的な漢字学習

漢字は国語の基礎です。新たな漢字を覚えるのに一番効率的が良かった漢字問題集&練習帳は『小学 基本トレーニング 漢字』でした。

5年生の終わりまでに6年生迄の漢字学習を全て終え、6年生から受験対策専用の別の漢字問題集を使用した学習をスタートできればベストです。

詳しくは漢字の勉強法のページを参考にしてください。

 

小学5年生の国語の勉強法 まとめ

中学受験で勉強しなければならない国語の分量は算数の次に多いため、5年生から受験専用の問題集を基礎的なものから幾つかこなしておく必要があります。

漢字と難語2000を毎日の日課とし、読解問題はここにあげてある問題集を下から順番にこなしていくスケジュールがお勧めです。難語を全部学習し終えたら、代わりに出る順のことわざを毎日こなすようにしましょう。

漢字は5年生のうちに6年生のものまで含めて全て終わらせ、6年生になったら受験対策の漢字の勉強に集中できるようにしておきましょう。