中学受験の過去問対策: 声の教育社と東京学参の比較と使い方
中学受験において過去問対策は極めて重要ですが、声の教育社と東京学参のどちらを使い、何年分やれば良いのでしょうか?
先生が変われば傾向も変わるので3~5年やれば十分と言う人もいますが、第一志望の過去問は入手できる限り入手し、やりまくるのが合格への確率を一番高める勉強法だと思います。
理由は以下のとおり。
- 模試の偏差値とかけ離れた学校に合格した子が過去問を解きまくったとケースが多い(うちの子もこのケース)
- 最後の1~2か月になって勉強していた問題集を仕上げた後、新たな問題集に手を付けても気が焦るばかり
- 先生が変わって傾向が変わっている教科もあるだろうが、傾向が全く違う学校のように一新されるされるとは考えにくい
- ましてや全ての教科で傾向が変わるという可能性は小さい
という訳で、我が家では声の教育社の過去問と東京学参の過去問、アマゾンで中古として出品されているものを買いあさりました。
過去の入試問題が全て収録されている訳ではない
実際購入するとわかりますが、声の教育社も東京学参も過去行われた全ての入試問題が掲載されているわけではありません。例えば昨年合計で3回入学試験が行われていたとすると、2回分しか掲載していないといった具合です。その掲載されていない分が学校側の事情で出していないのではなく、ただ単に出版社側の事情で掲載していないだけであり、声の教育社と東京学参を揃えることによって、抜けている過去問が補えるのです。
冬休みに突入するころには、過去問一色の受験勉強になっているはずです。ポイントは受験校に出題されやすい問題を片っ端からやっつけること。その為には、可能な限り過去問を入手する必要があります。
Amazonで中古本を可能な限り過去に遡って入手する
もう一つのポイントは、本屋に並んでいる今年度分の本だけでなく、過去出版されていた過去問をAmazonなどを通じて中古を入手することです。出版社は一年過ぎると絶版にしてしまうらしく、中古でしか手に入りません。中古ゆえ、出品されていないと購入できませんし、下の事例のように入手困難につきプレミアムがついてしまうので、志望校の過去問は前広に購入しておくとよいでしょう。
また、過去問は毎年の分を購入する必要はなく、まずは最新の声の教育社と東京学参の過去問を揃え、過去問が省略されている年次が最新過去問として出版された年の本を入手すれば節約できます。おおよそ3年前、6年前、9年前に出版された過去問を入手できれば、もれなく過去の入試問題が入手できますが、中古ゆえ法外な価格がついている年はその前後の年の本を入手した方がよいでしょう。
中古の本の値段はだいたい下記のようになります。
東京学参の古本
声の教育社の古本
声の教育社と東京学参、どっちが良い?
両方の本に同じ日程の問題がある場合は声の教育社の方が解説が若干詳しいです。全く同じ過去分が両方に収録されていれば声の教育社を使う程度で良いです。優先すべきは、両方揃えて一回分でも多くの過去問をゲットすること。
過去問はいつからやるの?
過去問は夏休み終わったら取り組んだ方が良いという人もいますが、ひと通りの勉強が終わっていないと過去問をする意味がないと思います。
2校分であれば、冬休みに入ってからの一か月で十分。