小学4年生 算数:お勧めの勉強法と問題集

小学4年生の算数の勉強法は、①先取り学習をどんどん進めること、②中学受験を意識したレベルが高く解説の詳しい良質の問題集を使うこと、が重要です。

特に家庭学習で中学受験を目指す場合、4年生の為の中学受験問題集を使い先取り学習のペースを掴む必要があります。

以下が小学4年生のおすすめの算数の問題集です。下から順に進めて行くように並べてあります。

 

ウイニングステップ

中学受験向け問題集として学年別に学習内容が別れている問題集が他にない中、このウイニングステップは4年生としての学習ペースをつかむのに最適な問題集。

”日能研の持つ過去問や模試の問題データベースをもとに、基礎から実力養成問題まで難度別、分野別に厳選して収録しているので、レベルに合わせて学習できる”と唄っていますが、まさにそのままの内容。問題は厳選された良問ばかりです。難易度別に分かれており、ステップ・バイ・ステップで進めるので使いやすく、中~上位校を目指す4年生には最高の問題集だと思います。

使用上の注意点としては、日能研での学習スピードに合わせた構成となっていますので、小学校で習う5年生の範囲が含まれていること。その部分は5年生の習熟プリントで先取り学習を終えてから取り組みましょう。また、ちょっと難しめの問題集全般に言える事ですが、子供一人で全て自学自習できない問題もありますので親による指導が必要となります。かならず『習熟プリント』などの問題集で基礎力を固めてから取り組みましょう。

  • 対象: 中学受験を目指す4年生
  • 目的: 中学受験に向けた発展学習
  • 難易度:普通

 

中級算数習熟プリント

学校で学習する内容に沿った問題集。新しい学習内容についてしっかりと解説がされており、かつ学習内容が身につくように結構な練習問題が用意されています。

中学受験をする場合は4年生からどんどん先取り学習を進めていく必要があり、この問題集は自学用の先取り学習問題集として最適。

中学受験を考えるなら、できることならば早めに4年生の学習を終えて、5年生の先取り学習にまで踏み込めればベスト。上級もありますが、中級の方が新しく学習する内容の解説がしっかりしています。この問題集は先取り学習であり、ここで上級をやる必要はなし。上級といっても中級と大した差はなく、どのみちもっと難しい問題集をやることになるので、ここであせる必要はありません。

上で紹介してある中学受験を目指す小学4年生用の問題集であるウイニングステップの中には、学校では5年生で習う単元が含まれます。というのも、ウイニングステップは日能研が出しているの問題集であり、大手進学塾はどこも先取り学習でどんどん進んでいくから。ウイニングステップを前から進めていき、まだ学習をしていない新たな単元に入ったらこの5年生の習熟プリントを使って先取り学習しましょう。

学校で教える4年生の授業に対応

  • 対象: 中学受験の4年/全ての5年
  • 目的: 先取り学習/学校の授業対応
  • 難易度:易しい

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中学受験生は5年生の先取り学習が必要

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このシリーズ初級、中級、上級と3つレベルが用意されていますが、上級には学習内容の解説が抜けており、いきなり計算問題からスタートとなっているので、先取り学習には使用できません。先取り学習として活用する場合は中級を購入すること。上級は単に練習問題が多い程度で決してレベルが高い訳ではありませんのでここで背伸びをする必要はありません。レベルの高い学習はウイニングステップの範疇になります。

 

 

計算練習の問題集

計算能力は算数の基礎です。4年生に入ったら毎日一ページだけで良いので計算練習をさせましょう。

小学3年生迄であれば『賢くなるパズル』等の楽しく計算練習ができる問題集で良いですが、4年生からは本格的な計算練習ができる『計算練習800題』の方がお勧めです。

詳しくは計算問題の練習方法のページに書きましたので参考にしてください。

小学4年生の算数の勉強法 まとめ

4年生のおすすめ問題集は、学校で学習する基礎を固める『算数習熟プリント』と、4年用に構成された受験対策問題集である『ウイニングステップ』の組み合わせです。また、算数で最も大事な計算を早く正確にできるよう、『計算練習800題 小学4年』を毎日1ページずつやらせましょう。

中学受験勉強の理想的なスケジュールは6年生の夏休み明けから過去問を始めること。その状態に持っていけるようにするためには、それまでにひと通りの試験範囲を終えていなければいけませんので、5年生から受験用の参考書&問題集をスタートさせることになります。この段階で使用する中学受験用の参考書&問題集となればいくらでも市販されていますが、それの一歩手前の4年生用の教材で受験に繋がる作りの教材は以外に少ないです。

その中で下記の教材は家庭学習に必要な基礎~受験レベルまで自然に移行できるような作りになっているので、中学受験を目指す小学4年生の問題集としてお勧め。

受験を意識した4年生の教材の中には、とても4年生がついていけないものも多くありますので注意が必要です。我が家も親のエゴから高レベルの教材を最初に買い揃えてしまいましたので、結局難しすぎて力にならず、勉強している割には小学校の授業レベルの成績も思わしくなしくないという結果になった時期がありました (m´・ω・`)m ゴメン…。

小学校の個人面談で担任の先生に受験用問題集の問題点を指摘され、まず基礎力をしっかりつける様アドバイスもらいました。この先生のおかげで早々に問題集選びのミスに気づきましたが、それでも数ヶ月ほど子供に無駄な時間を過ごさせてしまった。。。