小学5年生 社会:お勧めの勉強法と問題集
小学5年生の社会の勉強法は、①先取り学習をどんどん進めること、②中学受験を意識したレベルが高く解説の詳しい良質の問題集を使うこと、が重要です。
特に家庭学習で中学受験を目指す場合、5年生の終わり迄に地理と歴史の先取り学習を終了させ、6年生から公民の学習に入れるようにしておく必要があります。
以下が小学5年生のおすすめの社会の問題集です。下から順に進めて行くように並べてあります。
サピックスメソッド社会コアプラス
同様の問題集でメモリーチェックが有名ですが、答えを赤フィルで隠しながら使える暗記テキストはコアプラスだけ。『メモリーチェック』も『丸まる要点ノート』も購入したからわかることですが、暗記用に使える問題集としてはコアプラスが一番使いやすいです。
使いやすさは コアプラス > メモリーチェック > 丸まる要点ノート の順。
社会の受験勉強の中心となる問題集であり、ここに出てくる暗記事項をどれ程覚えることができるかでテストの点が変わります。問題は全部で720問。全部解けるようになれば偏差値60は超えてくるレベルなので、全部暗記する必要はありません。これはメモリーチェックも同じこと。
偏差値55程度の学校志望であれば『丸まる要点ノート』がレベル的に調度良いのですが、こちらは暗記用問題集というより、単なる問題集。暗記用『単語帳』のような使い方ができません。社会の暗記勉強を机に向かって問題集を広げてやる時間などなく、お風呂やトイレの時間、または電車に乗っている移動時間に社会の暗記をやっつけるとしたら、コアプラスしかありません。
- 対象: 中学受験をする5、6年生
- 目的: 頻出事項の暗記学習
- 難易度:難しい
-他の使用者の評価-
レベルの紹介までにいくつか★(より重要な問題)がついている問題から転記しておきます。レベル的には偏差値55程度の中学受験に出されるような問題かと。
- 鎌倉時代から室町時代にかけて成長した、商工業者の同業組合を何と言いますか。
- 大日本帝国憲法が発布された年月日を答えなさい。
- 水鳥の生息地として貴重であり、生物の多様性から考えても大切である湿地を守ることを目的とした条約を何と言いますか。
使用上の注意点としては何度も繰り返し使う事になるので、間違え問題につけるチェックを大きく書きすぎない事。我が家の場合は一年もたたずにチェックで紙面がぐちゃぐちゃになってしまい、全く同じコアプラスを2冊も買う羽目になりました (#^ω^)ピキピキ。
くもんの社会集中学習小学5年生、6年生
中学受験を目指すのであれば、6年の問題を夏までに終わらせるために、5年の段階から先取り学習を進める必要あり。この問題集は問題を解きながら学習できる形式であり、より上級の問題集に取り掛かる前の準備段階としての教材として最適です。
6年の夏休み前までに6年の全てのカリキュラムを終わらせます。5年生の3学期が始まる前までに5年生の問題集を終えておくのが一つの目安。社会の勉強は国語や算数と違い6年生だから難しくなるということはありません。単に5年生は地理、6年生は歴史と公民というだけです。
この問題集で1つの単元を終了したら、上記コアプラスで同じ単元の暗記問題に取り組むとよいでしょう。ただし、この集中学習が小学校レベルである一方、コアプラスは基礎問題とはいえサピックス生でも使う問題集であることから結構レベルが離れています。その間を上述の『ドラえもの社会おもしろ攻略』で埋めましょう。
- 対象: 中学受験の5年/全ての6年
- 目的: 先取り学習/学校の授業対応
- 難易度:易しい
学校で教える5年生の授業に対応
-他の使用者の評価-
中学受験生は6年生の先取り学習が必要
-6年生-
『特進クラスの社会』と『わかる!できる!応用自在 社会』
4年生の時から必須の参考書であり、中学受験前日まで使用する参考書です。理科の参考書は1冊で事足りますが、中学受験をする場合、社会の参考書はこの2冊とも揃えておいた方が良いです。それぞれの特徴は以下の通り。
応用自在: ページ構成が見やすく、小学生にとっつきやすい構成。メインの参考書として使用し、学習単元の予習としてざっと目を通す使い方をする際に最適な参考書。
特進クラス: 中学入試においては出題される人物や出来事が非常に後半に登ります。その都度、知らない人物は出来事を参考書を使って調べる必要がありますが、『応用自在』や『自由自在』の索引は首をかしげるほど索引数が少ない。唯一この特進クラスだけが実用に耐える索引を備えている。一方、他の2冊の参考書と比較し、大学受験の参考書か?と見紛うような小学生には敷居が高いページ構成。お堅すぎます。。。。
- 対象: 中学受験をする4~6年生
- 目的: 参考書として活用
- 難易度:普通
中学受験に役立ったお勧めの学習漫画
中学受験の社会の勉強において学習漫画は必須アイテムです。
歴史のお勧めの受験勉強方法は、歴史漫画を活用しテストに出る問題を自然に覚える事で暗記学習の苦痛を軽減することと、なぜ歴史がそのように動いたか『時代の背景』を理解する事。そして一番大事なことは、歴史を好きになり学習事項に興味を持つことです。『風雲児たち』、『その時歴史が動いた』、『まんが日本の歴史』が大いに威力を発揮します。
歴史ほどではありませんが、地理・公民も役に立つ学習漫画があります。本格的な受験勉強に入り無味乾燥な暗記で悪戦苦闘する前に、『ドラえもんの社会おもしろ攻略』と『中学入試まんが攻略BON!』を読んでおくとその後の机に向かった勉強がずっと楽になります。
我が家では受験前日まで、我が家ではお風呂やトイレの時間に子供が楽しみとしてこれらの漫画を読んでいましたし、高校生になった今でも『風雲児たち』と『その時歴史が動いた』は読んでいます。
詳しくは受験にも役立つ歴史漫画のページと地理・公民の学習漫画のページに書きましたので参照にしてください。
都道府県地理カード
学受験の社会は暗記科目故、短い隙間時間を利用して勉強できるよう、暗記カードを活用。最終的には『コアプラス』を使ってひたすら暗記することになりますが、その前段階としてこちらで親とゲーム感覚で暗記に取り組めればベスト。4年生、5年生はまだ子どもですから、最初はこのぐらいから受験勉強に徐々に入って行くとよいでしょう。
楽に暗記をする仕掛けとして『おフロでおぼえる にほんちず&せかいちず』もお勧めです。都道府県の場所と名前、および県庁所在地、人口、特産品、川の名前が自然に覚えられようお風呂の壁に貼っておく地図です。詳しくはお風呂で使える勉強グッズを参考にしてください。
- 対象: 中学受験をする4、5年生
- 目的: ゲーム感覚での暗記学習
- 難易度:普通
-他の使用者の評価-
小学5年生の社会の勉強法 まとめ
小学5年の社会におけるポイントは学習まんがをうまく活用し中学受験レベルの知識を楽に習得する事と、5年生の範囲を5年の夏休み終了時までに終わらせ、そうそうに6年の歴史と公民の先取り学習に入ることの2点です。
塾に行っている子ども達は5年の終わりに歴史まで終了、6年の夏休み前には公民も含んめて全ての学習が終わるカリキュラムに沿って学習を進めているため、そのペースで先取り学習ができていないとせっかく受けた模試の成績に意味を見いだせなくなってしまいます。
学習まんが等を通して本当にものにした知識なら良いのですが、机上で学習する社会の丸暗記学習などは中学入試本番までに忘れてしまうこと必定。6年の一学期中に一通りの先取り学習を終えた後、再びゼロから学習し直すくらいの気持ちで中学受験の準備をすすめる必要があり、社会の勉強には結構な時間がとられます。学習漫画を使って楽に攻めていきましょう (,,゚Д゚) ガンバレ!。