小学5年生 算数:お勧めの勉強法と問題集

小学5年生の算数の勉強法は、①先取り学習をどんどん進めること、②中学受験を意識したレベルが高く解説の詳しい良質の問題集を使うこと、が重要です。

特に家庭学習で中学受験を目指す場合、早ければ5年生の終わりまでに、遅くとも6年生の夏休み迄までに6年生迄の学習内容を一通り終わらせる必要があります。

以下が小学5年生のおすすめの算数の問題集です。下から順に進めて行くように並べてあります。

 

一番易しい本格的な中学受験用の問題集

もしも『ウイニングステップ 5年』迄ではまだ余力がある場合、学習単元と同じ個所を『受験算数の裏ワザテクニック』で勉強すると良いでしょう。

本来はすべての先取り学習を終えた後に使う問題集なので小学5年生で必ずしもやる必要はない問題集となりますが、大手進学塾に通っている子供は4年生から各単元毎にこのレベル以上の勉強をしています。

レベル的にはウィニングステップの最高難易度であるC問題より易しく、本格的な受験対策問題集の中で一番易しい問題集となります。我が家は『ウイニングステップ』を5年生時に活用し、こちらの受験用問題集を6年生になってからとりかかりましたが、難しさが逆転していると後から気づきました。。。

  • 対象: 中学受験を目指す5,6年生
  • 目的: 代表的な解法の学習
  • 難易度:易しい

『割合』、『旅人算』、『通過算』、『流水算』、『植木算』、『相当算』、『濃度』、『ニュートン算』、『台形の面積比』、『メネラウスの定理』、『3.14』がカバーされています。

-裏ワザ 図形編-

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平面図形、立体図形の問題からよく出題される55の解法が丁寧に説明されています。ただし、立体の切り口の学習が『続受験算数の裏ワザ』テキストに含まれており、図形編で省略されてしまっているので図形だけを補強した場合でも、『続受験算数の裏ワザ』と2冊準備することが必要。この問題集がなければ立体図形の問題は教えることも難しかったと思う。

『単位換算』、『虫食い算』、『最大公約数、公倍数』、『濃度』、『損益残』、『倍数算』、『仕事算』、『円錐』、『立体の切断』、『等差数列』、『規則性』をカバーしています。

 

他の本格的な中学受験用の問題集については『算数のお勧め問題集・参考書』を参考にしてください。

 

ウイニングステップ 5年

中学受験向け問題集として学年別に学習内容が別れている問題集が他にない中、このウイニングステップは5年生としての学習ペースをつかむのに最適な問題集。

”日能研の持つ過去問や模試の問題データベースをもとに、基礎から実力養成問題まで難度別、分野別に厳選して収録しているので、レベルに合わせて学習できる”と唄っていますが、まさにそのままの内容。問題は厳選された良問ばかりです。難易度別に分かれており、ステップ・バイ・ステップで進めるので使いやすく、中~上位校を目指す5年生には最高の問題集だと思います。

使用上の注意点としては、日能研での学習スピードに合わせた構成となっていますので、小学校で習う6年生の範囲が含まれていること。その部分は6年生の習熟プリントで先取り学習を終えてから取り組みましょう。また、ちょっと難しめの問題集全般に言える事ですが、子供一人で全て自学自習できない問題もありますので親による指導が必要となります。かならず『習熟プリント』などの問題集で基礎力を固めてから取り組みましょう。

  • 対象: 中学受験を目指す5年生
  • 目的: 中学受験に向けた発展学習
  • 難易度:普通

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中級算数習熟プリント

教科書に沿った内容で、新たに学習する内容が順を追ってしっかりとわかりやすく解説されています。また、学習内容が定着できるようしっかりと練習問題があり、先取り学習の為の自学用問題集として最適。字も大きく、子供にとって取っ付き易い見た目なのも良いです。

上級もありますが、中級の方が新しく学習する内容の解説がしっかりしていてお勧めです。この問題集を使う目的は先取り学習なので、ここで上級をやる必要はありません。上級といっても中級と大した差はなく、どのみちもっと難しい問題集をやることになるので、ここであせる必要はなし。

この問題集で新たな単元の学習を終えてから、上述の中学受験を意識した問題集へ突入します。中学受験を考えるなら、5年の終わり迄に6年の終わり迄の学習を終えているのがベストです。それができれば、6年から受験専用の簡単な問題集をスタートし、夏休み前までに中級レベルを終え、夏休み以降に上級レベルに突入し、冬休みから過去問に専門することができます。

  • 対象: 中学受験の5年/全ての6年
  • 目的: 先取り学習/学校の授業対応
  • 難易度:易しい

中学受験生は6年生の先取り学習が必要

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学校で教える5年生の授業に対応

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計算練習の問題集

計算能力は算数の基礎です。中学受験を意識した計算問題集は学校のテキストである計算ドリルと雲泥の差があります。計算能力は大学受験までついて回るので、たとえ中学受験をしなくとも算数の勉強の中では計算問題だけは毎日一ページだけで良いのでやっておいた方が良いです。

小学5年生が使用すべきお勧めの計算問題集は『計算練習800題』と『中学入試計算名人免許皆伝』。

詳細は計算問題の練習方法のページに書きましたので参考にしてください。

小学5年生の算数の勉強法 まとめ

5年生の算数で基本となる問題集は『中級算数習熟プリント 小学5年生』と『計算練習800題』。ここまでは受験に関係なく、通常の学校の学習内容の定着を図る基礎固めの問題集です。

中学受験を考えている人は、次のステップとして『ウイニングステップ』を活用し、中学受験を目指す大多数の塾にかよっている子供と同じペースで先取り学習と応用問題に挑戦します。また、同時並行的に『中学入試計算名人免許皆伝』で計算を早くするテクニックを習得しておくとよいでしょう。

『中級算数習熟プリント 小学6年生』で先取り学習を行い、6年生の授業が始まる前に全内容の1/3程度まで先取り学習を終わらせておく位が最低ラインの目安です。サピックスなどの進学塾では5年生の終わり迄に小学校の全履修内容を終えますので、そのペースが学習できれば100点満点となります。